翻訳者指針
翻訳者の心構え
【翻訳いただく文章】は、ご依頼主だけでなく、その関係者様が生活、仕事で利用する大事なものとなります。
あなたのお仕事で商談がまとまったり、新製品が生まれたり、その働きはとても価値あるものです。
また、大勢の目に触れる可能性があります。常に、100%真剣に取り組んでいただくことを希望します。
以下の5点は必ずお守り下さい。
美しい言葉を利用することを心がける
翻訳者に一番必要なのは母国語の言語力。
「翻訳前の言語は辞書などで調べたりでき、時間を掛ければ理解できますが、翻訳後は文章力が求められます。」
自分が理解した原文をどのように母国語として伝えるかが大事です。
また、お客様の使われる目的や読む人に合わせた伝え方が必要です。
マニュアルであれば、分かりやすくする必要がありますが、証明書などは事実を伝えることが大事です。
よくある事ですが、「翻訳=言葉の置き換え」ではありません。
読む人の気持ちを動かす表現力が必要です。
訳仕様の遵守
翻訳を進める際には、クライアントが定めた翻訳仕様に従ってください。
印刷や書籍になる翻訳もあれば、社内で軽く読むことが目的であることもあります。
特に、大量の文書を何人かで分けて翻訳する際、訳を統一させる上で、非常に重要な指標となります。
指定された文体で文書を書くことや、他人の翻訳に合わせて翻訳するといった柔軟性が求められます。
通常普通に行っていることも、クライアントの指示で、違うやり方をする必要が出てくる場合もあります。
特に指示がない場合でも、お客様が求めている仕様を聞くようにすると翻訳者としての評価があがります。
わからないことは質問を
翻訳者として、「固有名詞」「スペルチェック」は基本です。
ごまかして適当に訳するのではなく、必ずコーディにご連絡して質問ください。
(コーディ以外への連絡は全て守秘義務違反になります)
その際、解らなかった旨をただ書くのではなく、とりあえずの訳、 どうしてわからないのか、どのように調べたのかといったことを含め下さい。
また、原文に間違いがあった場合も報告をお願いします。
ケアレスミスをなくす
訳文チェックの時に見逃しがちなケアレスミスがあります。
明らかな入力ミスとは違い、ちょっとしたミスなので気をつけていないと見逃してしまいます。
例えば、和訳においてよくあるのは、類似した形の漢字を使った同じ発音の言葉や、て、に、
を、は、の接続詞の間違い、日本語上書きの際のピリオドの消し忘れがあります。
最初の翻訳の際に正しい文を書くように十分意識することに加え、声に出して訳文を 再確認することや、
プリントアウトしてチェックして、 ケアレスミスをなくす工夫をいただければと思います。
また、訳抜けもよくあるケアレスミスなので、一緒に確認ください。
翻訳者コメントを提出してください
言葉にはさまざまな解釈があります。そうなると当然翻訳結果も変わります。
なぜ、そのように翻訳したのかという説明をつけることでお客様に安心していただくことができます。
例えば、主語がないといった理由で文面の前後により文面を想像した場合などは誰を主語として想定したのかを書く必要があります。
お客様がより深く翻訳したものを理解できるよう、コーディは翻訳者に 100%のコメント提出を求めています。
「翻訳者コメント」はよい翻訳者の証です。「翻訳者コメント」を出すことにより、弊社の営業・コーディネータがお客様に誉められます。
結果、次回の翻訳もあなたに依頼することになります。
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